Seek machinami 02-2 無事開催できました

02-2 『都市の生成とマーケット』  -戦災復興・都市再生のメカニズム- 無事開催できました。
レクチャーをしていただいた石榑さん、参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。
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参加者の皆様にはこれから感想や気づきについてご意見を集めさせていただきます。

今回の勉強会のまとめに関しましては後日このページに載せさせていただきます。
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# by machinamiproject | 2014-09-10 15:52 | Seek machinami | Comments(0)

Seek machinami02-2 開催決定

『都市の生成とマーケット』  -戦災復興・都市再生のメカニズム-

『盛り場はヤミ市から生まれた』の共著者である近代都市史の研究者、石榑督和さんに、長年の闇市研究のフィールドワークを通して観察した、日本の近代都市の生成とマーケットについて、スライドと共にお話ししていただきます。

前半は石榑さんの全国的なマーケットに関するレクチャー、後半はレクチャーを踏まえ参加者の皆様と京都の都市の生成についてなど、比較・議論ができればと思います。

日時: 9月7日(日)
開場: 18:45
開始: 19:00~
場所: レンタルスペース「月の花」2階
    (京都市下京区 綾小路通 堺町 東入ル 綾材木町 206-1)
    四条河原町より徒歩5分。
会費: ¥500
定員: 15名ほど


戦災復興期、日本各地の駅前や商店街の一角に「マーケット」と呼ばれる店舗が集合した市場状の建物が建設され、都市再生の一端を担いました。マーケットは戦災復興期の商品交換の中心地となり、経済統制下では闇値での取り引きが行われていたため多くは闇市の場となり、そして現在もその面影を残す建物が日本各地に存在します。レクチャーでは、戦後の焼跡から都市がいかに再生したのか、そのメカニズムをマーケットや闇市に注目しつつ議論し、また東京都区部にかつて存在した281のマーケットを対象として当方が行っているフィールドワークについても紹介し、戦後復興期以降のマーケットの変容と現在についても議論できればと考えています。

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プロフィール
石榑督和(いしぐれ・まさかず)
明治大学大学院理工学研究科博士後期課程(〜2014年9月)。明治大学兼任講師(2014年9月〜)。
1986年岐阜県生まれ。明治大学卒業。近現代都市史・建築史。
共著に『盛り場はヤミ市から生まれた』(青弓社)ほか。
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# by machinamiproject | 2014-08-18 01:51 | Seek machinami | Comments(0)

02-1 『アーカイブを纏う人・建物・街』 無事開催できました。

『アーカイブを纏う人・建物・街』 無事開催できました。
レクチャーをしていただいた北川さん、参加いただいた皆様、どうもありがとうございました。

アーカイブということをテーマにしてお話いただいた内容は、多岐にわたる事例でありながらも、
すべてが気になる事柄の連続で、集まったみなさんと思考しながら次へ次へと議論が進む楽しさを改めて体感しておりました。

ちょっとしたまとめもかねて、Hosooがレクチャーの感想を書かせていただきます。


北川浩明さんによる『アーカイブを纏う人・建物・街』のレクチャーは密度の濃いものでした。
ピーター・アイゼンマンの「建築は先例の変形である。」という言葉が、冒頭に紹介されていましたが、既に存在しているものが絶え間なく、刷新・変質され、それらが重複、堆積していくなかで、豊かで多様性を内包するアーカイブが形成されていく、という一連の運動を肯定的に見つめ直しながら、レクチャーは進行していきました。

狭義の建築や都市についてだけでなく、街のなかでの人々の活動や振る舞いから、ファッションの話しにいたるまで、様々なテーマが話題に挙がったのですが、そのなかでも、「特徴のある多くの顔を重ね合わせて出来る標準顔は、美人の顔になる」というエピソードと、それをめぐる議論のなかに、重要なことが隠されていたように思われます。

標準顔には、多くの色んな顔のレイヤーが含まれていて、顔の好みの異なる様々な人が見ても、それぞれの好みに対応するレイヤーが中に潜んでいる。したがって、標準顔が美しく見えるのは、その中に多様性を内包しているからではないかと、ある参加者の方が述べられ、僕はなるほどな、と腑に落ちる思いがしました。

北川さんが、誰もいない駐輪場で、クラッシックギターで「アラビア奇想曲」をひっそり練習している中年男性を目撃したことに触れられました。こういったマイノリティの様々な活動(=微弱なる電流)が抑圧されず、自然に表出されていくような社会にしなきゃいけないんじゃないかと話されていたのですが、「多様性が保持されること」こそが街や社会を考えていく上で、一番大事な理念になるんじゃないかと思います。そしてそれは、「リベラルであること」、と言い換えられるのかもしれません。

京都は比較的、多様性を自然に内包できている街なんじゃないかと思います。

東京から京都に移住された方がおっしゃっていたのですが、「素人の乱」(東京の高円寺を中心に繰り広げられている、貧乏な生活を守ることをテーマにした運動)的なものが、京都では、声高に唱えられなくとも、自然に存在している、のだそうです。
また、坂口安吾があるエッセイの中で、1930年代の京都で、くすぶって暮らしていた頃のことを振り返って、「京都では、自分のような訳のわからない三文文士でも先生と呼ばれ、あれこれ詮索せれず、2/3人前位に扱ってくれる」といったことを書いていましたが、京都が、マイノリティが抑圧されない、風変わりなものや微弱なものが、自然にいることができるような場所であるならば、それを維持していくことこそが、京都のまちづくりなんだと感じました。

そうした文脈で、京都における町屋の保存や活用も、街の多様性が保持される為の動きだという意見を聞いたので、僕はなるほどな、と思ったのでした。

Hosoo

参加されたみなさまも、その後の気づきやさらなる疑問など、なんでもご意見お聞かせください。



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# by machinamiproject | 2014-04-29 00:13 | Seek machinami | Comments(0)

Seek machinami02-1

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アーカイブを纏う人・建物・街


2014年4月27日 18:30 ~
Seek machinami! 02-1 を開催します。
今回はゲストをお招きしてお話をお聞きし、それによって得る新しい視点をみんなで共有してみたいと思います。
昨年末に日本の山間や海の集落に思いを馳せたのですが、
この春はまったくの別世界、海外の街や棲まいについて視点を遠くへ飛ばそうと思います。

そこで今回はイタリア、ミラノの建築設計事務所で長年勤務され、先日日本に帰国された建築家の北川浩明さんに、「archive」というキーワードを通して観察した、ヨーロッパの都市の様々な現象を、スライドと共にお話ししていただきます。

後半では、前半の北川さんのレクチャーを踏まえ参加者の皆様と考えを交換していければと思っています。
分野、年代にとらわれない多数のご参加をお待ちしております。


会場 radlab.  604-8005 京都市中京区恵比須町531-13 3F

開場 18:00 開始 18:30
会費 500円 
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# by machinamiproject | 2014-04-21 01:18 | Seek machinami | Comments(0)

Seek machinami01-4 楢山節考を観る

年末に『楢山節考』を観賞しました。
この映画は深沢七郎の短編小説で民間伝承の棄老伝説をテーマとした作品を映画化したもの。


 
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みんなで鍋を囲みながら観るような映画ではなかったかもしれませんが、
日本の前近代の山里で暮らす共同体の生活模様をすこし垣間見れたような気がします。

食料も限られた場所で、生産力と消費量のバランスを調整して共存する。
その厳しさが、現代に生きる私たちにはまったく体験の無いことなので、あらゆる面で衝撃的でした。
けれども、どこか”美しさ”を感じたという参加者の感想もあり、それぞれに長く反芻しています。



その後には、民族文化映像研究所さんから映像をお借りして
『寝屋子ー海から生まれた家族ー』(1994,)という記録映像を観ました。
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「寝屋子」とは、中学校を卒業した男の子が両親の揃った家の一部屋を借りて5,6人ぐらいで寝泊りをさせてもらう、いわゆる若者宿の制度で、かつては日本の各地で見られる制度。映像は、伊勢湾に浮かぶ答志島の寝屋子制度を、1980年から1994年までの14年余りかけて記録したもので、中学を卒業した男子が、数人単位のグループを作って寝屋親を選び、共同生活をして、漁の作法や島の伝統行事をこなしながら、10数年間過ごすというもの
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この映像を製作した民族文化映像研究所
http://www31.ocn.ne.jp/~minneiken/

こちらは海で漁をして生計を立てる共同体の話でした。
その地での「生き方」をどのようにして、教え教わるのかを、みんなが風習としてとても自然な流れで行っておられました。
それと同時に教えることの難しさも考え始めました。
子供が育つ環境が両親次第であるような現代社会は、共同体を存続させるには非常にリスキーという気がしました。
つまり、子供というのは家庭内だけの期待ではなく、地域社会の期待を受けて成長し、その過程で共同体の大切にしているものを教わっていくことの重要性を認識しました。
だからこそ、子供の成長は家庭だけの責任でも、学校内だけでもなく、地域社会全体(共同体)で何を教えていくのかという問いが重要になっていくのだと思います。
現在の学校の存在は、そのような議論せずに他人(制度)任せにしているかもしれません。



一晩に「楢山節考」と、「寝屋子」を共に観賞すると、現代は共同体の中で生産をしなくても、個人でも生きられるというようなありがたさを感じると共に、逆にそのために日常生活の中での空虚さや個人の存在の希薄さが問題になり得るとも思いました。
もちろん現代にも共同体はありますし、まだまだ私たちのしらない風土、風習もあります。
そこに意識的になることで、人間味のあるまち、これからのまちを考えるきっかけになるのではないかと思いました。

miki


引き続き、忘年会の『楢山節考』の私的感想を、僕(Hosoo)も書き記したいと思います。


僕たちが現在、「いいなぁ。」とノスタルジーを感じるような、昔の民家の集落を舞台にした、残酷な
物語だった。
そこで繰り広げられる共同体の生活は、甘えがなく、村人達が共同体に拘束され、相互監視の
状態にあるのが、いやに印象に残った。

白川郷でも美山村でも、僕たちが現在、「美しい日本のふるさと」と思いがちであるような村落も、
実際の暮らしは、案外これに近かったのかな、と推測した。
ただ、そうした貧しさから来る、絶対的に厳しい生活の中だからこそ、人間の優しさが、ふと、
鮮やかに浮かび上がるのだと思う。

しかし、どのような共同体のありかたが、もっとも理想に近い形態なのだろうか。
少なくとも、加入したり脱退したりするのが簡単だと、共同体の風通しはよくなるものなんだろうか。

ともあれ、「共同体のありかた、共同体のありかた。」
映画を見ながら、このフレーズが、頭の中で鳴っていました。

Hosoo

続けて田和も感想をかきます。

楢山節考の前に、年始にかいた寝屋子の感想から。

寝屋親は無償、ということで最初とてもびっくりしたのですが、観ているうちにただたんに利他的な行いではないのかなと思いました。
海で生きることは、芯から助け合わなくては死んでしまうような世界で、そういう結びつきは契約や約束ではきっと生まれえないのだろうと。
人が一生で持てる直系の子供の数はしれています。でも、寝屋親をやることで毎年数人、結びつきの強い、我が子のような存在が増えていく。知識も連綿と受け継がれて蓄積されていく。集団として強くなる方法です。

一方、楢山節考は、集落を維持するため徹底して掟を守り、外から来る嫁はあれど、超!!閉鎖的な循環系です。これも、方向性は真逆ですが集団を維持するために編み出された技術です。

あの集落に生きる人々は、雪深く、外の世界は遠くてほかの生き方を見る術はありません。
だからこそ、成立する方法でもあります。

現代に生きる私たちは、「知らずにいる」ことが難しい世の中に生きています。

生まれた場所とは違う場所があること、自分とは違う考え方をする人がいること、それらを知ってしまえば、
楢山節考でみたような閉鎖系の中にいることはできません。知ったうえで選択すること、それを実行することはエネルギーがいるし、知らないことよりもむつかしいことかもしれません。

でも、この2作品のどちらとも違うあり方が、きっとあると思いたいなと、今は考えますし、今後のmachinamiの活動のなかでヒントを探していきたいですね。

tawa
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# by machinamiproject | 2014-04-01 01:22 | Seek machinami | Comments(0)


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